WordPressを動かすレンタルサーバー-WordCampTokyo2018

「サーバー各社が勢揃い!ホスティングの立場からの WordPress への貢献と協力」にも参加させていただきました。

エックスサーバー、ロリポップ、さくらインターネットの3社からご担当者が登場され、WordPressを利用する上での注意点などが説明されました。

目次

セキュリティー情報の共有

2017年のWordPress4.7.2以下の脆弱性が分かってから、各サーバー会社では情報共有を薦めているようです。

参加されている会社は、エックスサーバー、カゴヤ、さくらインターネット、GMO(ロリポップ、ヘテムル)、ファーストサーバー、セキュリティー関連ではJP Secure、JP CERT、WordPress関連ではWordPressコミュニティー。

Slackでグループを作り、サーバーとWordPressに関する情報を共有する、素晴らしい取り組み。安心して利用することが出来ます。

各社WordPress向けトピック

ペパボ

ロリポップ、ヘテムルを運営するGMOペパボ株式会社では、キャッシュを推奨されていました。サーバー側でコンテンツキャッシュ機能を提供しており、WordPressのキャッシュ系プラグインと同時に使っても、今のところ、不具合はないようです。

さくらインターネット

プラグインの稼働もOKで、バックアップに関しては無料で利用出来るので活用していただきたいとのことでした。

エックスサーバー

PHPの高速化のためにキャッシュ系の機能を追加したり、バックアップも自動で取られているエックスサーバー。速度に関してはかなり追求されているようです。

ユーザーへのお願い

サーバー各社から、セキュリティー面や高速化など観点で、ユーザーにお願いしたいこと、というコーナーがあり、以下のような項目が挙げられていました。

  • WordPressのコア(本体)のアップデート
  • プラグインのバージョンアップ

これは3社とも、絶対やってください!とのことでした。

他には

  • PHP5から7へのバージョンアップで2~3倍速くなる
  • WAF(webのファイヤーウォール)はONに(構築時などにOFFにしてもONに戻すように)
  • お試しで設置したWordPressのサイトを放置するのはやめて
  • インストール途中で止めて、ログイン出来ない状態での放置も危険

などの点が挙げられていました。

テスト用サイトなどで、仮に設置したWordPressはコアの更新もせずに、放置してしまいがちなので、気をつけたいです。

他社のここがスゴイ

競合ではあるのですが、他社さんのスゴイと思うところはどこですか?というコーナー。

さくら→エックスサーバー

スピードへの追求がすばらしく、SSDサーバーであることがうらやましい。

ペパボ→さくら

ユーザーコミュニティーが素晴らしい。

ユーザーが独自に情報共有しているのは他社にない特徴のようです。

エックスサーバー→ペパボ

イメージチェンジが上手く行っている。

ロリポップというとロリポおじさんが有名だったのですが、マネージドクラウドを提供するなど、路線変更が上手く行っているようです。

まとめ

3社とも、お手頃価格でレンタルサーバーを提供されている会社ですが、セキュリティーや速度に関して追求されていて、利用者としては安心出来ました。

ただ、利用者側でも心がけなければならないセキュリティー対策もあるので、定期的なバックアップと、各ソフトのバージョンアップは心がけたいものです。

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この記事を書いた人

ホームページの専門家。有限会社TY Planning取締役ウェブコンサルタント/ウェブデベロッパー/専門学校講師/上級ウェブ解析士。

2001年からウェブ業界に携わり、2002年に独立。2006年法人化。
ウェブデザインやコーディング、CMSなどの制作業務から、ウェブ解析、ウェブサイト構築・運用のコンサルテーション、広告運用代行など、ウェブに関する多様な要望に幅広く対応。
また、制作や集客だけではなく、運用・保守など全ての業務を俯瞰した視点での改善提案やアドバイザリーを行っています。
CSS NiteやWordCamp、BAU-YAなどのセミナーやイベントにも、多数登壇。企業研修やマンツーマンレッスン、ブログやSNS、YouTubeでの情報発信など、「ウェブを育てる」知識の教育活動にも意欲的に参加しています。

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