ブラウザへの警告表示などでwebサイトのSSL化を検討される方も多いと思います。
SSL化自体は、ネットで調べて、設定項目を手順通りに行えば出来るもの。
ただ、webの設定に慣れていない人や、トラブルが起こったときに頼りになるのが設定代行をしてくれるサービスです。
WordPressを使ったサイトのSSL化を代行してもらうにはいくらくらいが相場なのか調べてみました。
常時SSL化の作業量
webサイトの常時SSL化にかかる作業時間は、WordPressのようなCMSを利用しているか静的なHTMLのサイトか、利用しているCMSに何なのか、によっても、大きく変わります。
そのため、今回はWordPressを利用したwebサイトの常時SSL化に絞って、相場を調査します。
調査方法
調査方法はGoogleで上位表示されているサイト、もしくは紹介リンクを辿った先サイトの中で、料金が明記されているサービスを10サイト比較します。
SSL設定代行作業内容
一言に、SSL設定代行と言っても、検索すると、
- SSLの申込みなどの手続きを代行
- サイトの中身も修正する代行サービス
- httpsで表示されるようにするだけサービス
- 新規立ち上げサイトをSSL化するもの
など色々な内容のものが出てきます。
今回は、依頼主が必要情報を知らせるだけで、現在稼働しているサイトを常時SSL化の出来るWordPressSSL化設定代行に限定します。
料金体系
WordPressサイト常時SSLの料金体系としては、7000~98000円という幅があります。
各サイトとも、特殊な設定を行う必要がある場合は見積もり、という注意書きがありますが、基本的には、
- レンタルサーバーで設定可能な無料独自ドメインSSLを利用
- WordPressのテンプレート修正を含む
という、基本的なWordPressのサイトならお任せ出来る内容になっています。
WordPress常時SSL化設定代行相場
10サイトを調査した結果の相場は、
テーマ内のSSL化も含めた基本料金:33,900円~
テーマ改修なし、静的HTMLサイトの場合:18,000円~
という料金です。
特殊なプラグインを利用していたり、一般的なレンタルサーバーではない、カスタマイズ箇所が多い、などの場合を除いては、上記の値段です。
自分でもWordPressの設定代行や移転代行を行う立場から言うと、基本的には上記の値段で対応可能です。ただ、想定外のエラーが出ることが時々あり、実際には作業してみないと分からない部分はあるので、作業中の想定外のエラー対応は別途見積もり、というのは妥当な条件だと思います。
追加料金
調査してみると、動作確認するページ数や稼働しているページ数に応じた追加料金を設定しているサービスもありました。
確かに、動作確認にはページ数に応じた確認時間が必要になるので、妥当な設定だと思います。
料金によるサービスの違い
今回調査してみて、7000円から98000円とかなり幅が広かったのですが、中心になる価格帯は3万円から5万円。
安いサービスだとバックアップの取得などの明記がなかったり、高すぎるものは無駄にSEO効果を謳っていたりするので、ファイルのバックアップも取ってくれて安心出来るものは3万円から5万円のサービスなのではないでしょうか。
例外
例外として、
- 業者の指定したSSLを年間数千円で利用する代わりに設定代行が安いもの
- テンプレート内には手を加えないもの
など、低価格で提供しているサービスもありました。
ただ、WordPressのSSL化の場合、サーバーのSSLの設定のみでは完了せず、テンプレート内のファイルのパスの変更やリダイレクト設定も必要になります。
その作業は別途見積もりとなっているケースもありました。
そのため、今回の相場調査からは除外してあります。
自力でSSL化する場合
自力でSSL化する場合、以下の記事なども参考にしていただければ幸いです。
まとめ
webサイトの常時SSL化は、今のところ、SEOへの直接的な影響はないと言われていますが、ブラウザ上で警告表示が出るのは直帰率を上げることにもなるので、未対応の方は、早めの対応をオススメします。
多少知識のある方なら、自分で調べてSSL化を行うことは可能です。
ただ、Webに記載されているものとは違うエラーが出ることも少なくないので、不安な方はお問い合せください。
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