WordPressはコアファイルという本体と、プラグイン、テンプレートなどの、脆弱性が発見されるごとにバージョンアップされ、最新のものにアップデートして使うことが必要です。
ただ、相談を受ける案件などでは、古いバージョンのまま放置されたサイトも少なくありません。
そこで、アップデートやバックアップなど、WordPressの保守管理を委託した場合の料金相場を調べてみました。
WordPressの保守管理項目
「WordPress 保守 料金」というワードで検索してみた上位10サイトを調査してみました。
保守管理の内容としては、
- コアファイルのバージョンアップ
- プラグインのバージョンアップ
- バックアップ
- データベースのバックアップ
- サイト監視
- セキュリティー監視
- メール、電話、チャットでのサポート
というような項目が挙げられます。
また、料金が高めのサービスでは、テスト環境での検証を行ったり、復元サポートまで含むことがあるようです。
全体的に、どの項目を行うか、定期的に行うか、行う頻度などによって、価格帯が変わります。
料金体系
WordPressの保守管理の料金体系としては、1回だけ行うスポット作業、毎月行う定期作業に分かれており、大体のサービスでは初期費用を設けています。
今まで放置されていたWordPressサイトの場合、初期作業として、大部分のバージョンアップを行うと同時に、セキュリティー用のプラグインなどを設定すると、翌月以降の作業量が減るため、初期費用を設けているところは月額費用が低め、初期費用のないサービスは月額費用が高め、という傾向があります。
WordPress保守管理の料金相場
管理項目の箇所でも記載した通り、作業項目によって料金は変わってきますが、ざっくりと平均値を出すと、以下のような形です。
初期費用の平均:40800円
月額費用の平均:28430円
サイトの復元は別途料金が発生したり、月一回しかアップデートしなかったり、料金が低いところはそれなりに、作業が少なめになる理由があるようです。
自分で保守管理する場合
ある程度、webサイトやWordPressの知識がある場合は、自分で保守管理することも可能です。
バックアップや更新、セキュリティ対策を行えば、安心して運営することができます。
WordPressの保守管理に関しては、WordCamp羽田でセミナー登壇したので、そちらの記事をご参照ください。
まとめ
WordPressのバージョンアップ、バックアップは、個人の方でも多少勉強すれば出来るものです。
ただ、バックアップデータからのサイトの復元、不具合発生時の対応などは、プロでないと時間がかかり、難易度も上がる作業になります。
月額費用を払ってバージョンアップを代行してもらうか、自力で対応するか、判断が難しいところかと思いますが、脆弱性が知れ渡ってる古いバージョンのWordPressを使い続けることは、「攻撃してください!」と言っているようなもので、とても危険です。
情報収集をして自力で対応するか、プロに依頼するか、どちらかの方法でバージョンアップは行いましょう。
ちなみに弊社も相場通りの料金で、WordPressのバージョンアップ代行、保守管理も対応可能です。ご興味のある方は、お問い合わせフォームよりお知らせください。
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