12月10日にGoogle for WordPress Publishers @ Tokyoというイベントに参加。
WordPressを使った配信者が永続的に良いコンテンツを発信していくのをGoogleがどのように手伝っていけるのか、紹介されました。
コンテンツを発信し続けるには収益化が必要で、AdSenseで発信者をバックアップ。
より多くの収益を上げるためにはユーザーファーストなサイトづくりも必要でAMPによる高速化も必要、という内容でした。
ユーザーファーストのサイトとは
ユーザーファーストのサイトの条件は、
- 速くて信頼できる
- ユーザーのデータ、プライバシーを守るセキュリティ
- 色んな端末で見られるアクセシビリティ
などが上げられます。
ユーザーファーストにするにはマインドセットと技術的能力の両方が揃っている必要があり、ウェブ制作技術が複雑化するなか、制作者の生産性を上げるためにもAMPが用意されています。
AMPとは
AMPとはAccelerated Mobile Pagesの略で、Googleが中心になって進めている、ウェブサイト高速化表示のプロジェクトのこと。
あらかじめ用意されたスクリプトを使ってサイトの表示を高速化しようという制作方法です。使える機能が減るというデメリットもあるので、導入するかどうかは、後述します。
サードパーティーのスクリプトを採用しないのは
・セキュリティの脆弱性
・レンダリングがブロックされる
・予想外のパフォーマンスを行う
などの理由があり、限られたスクリプトのみを採用しています。
このため、制作者にとってはウェブ構築コストを下げることもできるので、使い方によっては生産性が上がりそうです。
また、AMPHTMLをサーバーにアップロードすると、GoogleがAMPのキャッシュを行ってくれるので、無料でCDNを使えるというメリットもあります。
WordPressサイトをAMP化する方法
WordPressのサイトをAMP化するには
- AMP対応しているテーマを利用し
- AMP対応しているプラグインだけ利用し
- AMPのオフィシャルプラグインでAMP化する
という方法で、コーディングなしでAMP化できます。
(手順は後日、書き直すか、動画で解説するかも)
テーマ単体でAMP化できるものやAMP化するプラグインも他にもありますが、Google for WordPress Publisherではオフィシャルプラグインでの対応が紹介されていました。
AMPに向いてるサイト向かいないサイト
AMPに向かないWordPressサイト
既存のWordPressサイトをAMP対応するには、テーマやプラグインがAMP対応している必要があるので、かなりカスタマイズしていたり、プラグインを多用しているサイトの場合、対応できない可能性があります。
代替するプラグインなどがあれば良いですが、ない場合にはその機能を削除するか、コード側でカスタマイズする必要が出てきます。
AMPに向いてるWordPressサイト
シンプルなブログやコンテンツ配信型のサイトであれば、AMP化するメリットのほうが大きいです。
AdSenseはAMP対応の広告ユニットが用意されており、AdSenseの表示が遅いという問題も解決できます。また、AdSense Auto Adsという新機能ではAIを使い自動で広告を配置するという機能もあるので、AdSense収益を上げたいサイトの場合にはAMP化を検討したほうがよいでしょう。
まとめ
Google for WordPress Publisherでは、AMP化すると検索順位が上がるのか?などの質問も出ていましたが、自然検索に関してはウェブマスターオフィスアワーで質問してくださいとのこと。
検索に関するメリットだけでなくユーザーが使いやすい速いサイトになるだけでもメリットがあるので、プラグインを多用していないWordPressサイトの方は試す価値はありそうです。
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