webサイトを公開するには必要不可欠なサーバー。
共用サーバーを借りるか、自前で立てるか、クラウドサーバーを使うか、選択肢は色々ありますが、怖いのはサーバー障害。
2018年6月下旬から7月上旬にかけて、Zenlogicというレンタルサーバーで大規模な障害が発生し、Twitter上では利用者の悲痛な声が見受けられました。
【継続中】障害発生中のZenlogicが金曜の夜に全サービスの60時間メンテナンスを通達して7分後に全停止!サーバ管理者の阿鼻叫喚の様子
このような障害はどのサーバーを使っていても起こる可能性はゼロではないので、オススメの対策をご紹介します。
サーバー障害の原因
サーバー障害の原因として考えられるのは、
- サーバーのハードウェア的な故障
- サーバーを動かすためのプログラムのバグ
- 回線の障害
などです。
レンタルサーバー会社はこのような障害が起きないように対策を取っていますが、限りなく落ちにくいサーバーはあっても、100%落ちないサーバーはアリません。
サーバー障害が起こるとどうなる?
サーバーの障害が起きると、webサイトが閲覧出来なくなるだけでなく、メールもつながらず、最悪はwebサイトのデータが消失してしまうことも。
ECサイトなどを運営している場合には、注文が入らなくなるだけでなく、注文済みの顧客データなども消えてしまう可能性があるため、売上へのダメージも大きくなります。
また、サーバーへのアクセスが出来ず、サーバー上にあるwebサイトの最新データをダウンロード出来なくなるので、苦労して書き上げたブログ記事が消失してしまうことも起こり得ます。
サイトを制作したデザイナーや制作会社に問い合わせれば、サイト完成時のデータは貰えるかも知れませんが、ブログやECサイトなどの最新データは、サーバー上にしか残ってないので、注意が必要です。
考えられる対策
サーバー障害が起こっても、ダメージを最小限に食い止めるにはどうすれば良いでしょうか。
1.定期的なバックアップ
webサイトやECサイトの最新データを定期的にバックアップし、PCにダウンロードしておきましょう。
WordPressなどのCMSでは、サーバー上に自動的にバックアップデータを作成するプラグインはありますが、サーバー上にしかデータがないと、いざ、サーバーにアクセス出来なくなった時に、利用できない可能性があります。
バックアップデータをwebサーバー以外の場所に保管しておくことが重要です。
PCのクラッシュも考えると、
- webサーバー
- PC
- 別のクラウドサービス
などに分散して保管するのが安全です。
2.代替連絡手段
サーバーが落ちると、メールも不通になるため、顧客と連絡が取れなくなってしまうので、SNSなど、告知出来る手段を普段から運用しておきましょう。
3.ドメインとサーバーは別会社で管理
ドメインとサーバーを同じ会社で契約していると、サーバー障害時にドメインの管理画面にもアクセス出来なくなってしまうことが考えられます。
そのため、障害の長引いているサーバーから別のサーバーに引っ越そうとしても、移転作業が出来なくなってしまいます。
短期的な障害なら問題ないですが、長引いてしまったときには、サーバー移転も必要になってきます。
レンタルサーバー会社が無料でドメインをプレゼントしているケースも多いのですが、障害対策としては、ドメインとサーバーは別契約にするのがオススメです。
まとめ
「○○という企業の使っている信頼出来るバックボーンだから安心」と謳っているレンタルサーバーでも、大規模障害やデータの消失は起きてしまいます。
被害を最小限に食い止めるために、日頃から定期的にバックアップを取り、安全な場所に保管しておきましょう。
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