お手頃価格で独自ドメインのメールアドレスを持つ方法

独自ドメインでホームページを作った際、ウェブサーバーとは別にメールサーバーを作りたい場合、いくつかの選択肢があります。

GoogleWorkspaceのようなビジネスアプリに付随するメールを使うケース。

もう一つがメール専用のサーバーを契約するケース。

前者のほうが1ユーザーあたりの月額料金がかかるため、値段が高くなりがち。そこまでユーザー管理をする必要もなく複数のメールアドレスが欲しい場合後者の方がおすすめ。

月額100円前後で利用できるメール専用レンタルサーバーは、さくらのメールボックス、お名前メール、ムームーメールなどがあります。

ノーコードツールで作られたクライアントのサイトで独自ドメインのメールを持つお手伝いをして機能を比較。

サービスページ上ではわからないことも多かったので、サポートに問い合わせて得た情報も含めてシェアします。

今回のケースでは、結論としてお名前メールを契約しました。

目次

各メールサービスの仕様比較

利用可能なドメイン数メールアドレス数月額料金比較項目になります

調べて行って気になった点が

  • ドメイン管理会社が別の会社のものでも使えるのかどうか
  • info@aaa.com、info@bbb.comのように、@より左側になるものが重複して使えるかどうか

この2点です。表にまとめると以下のようになります。

スクロールできます
さくらのメールボックスお名前メールムームーメール
利用可能ドメイン他社管理ドメイン可能1つだけ自社管理
2つ目以降は他社OK
自社管理ドメインのみ
@より左重複不可重複可能重複可能
月額換算料金86円~95円もしくは115円165円
ドメイン数2010もしくは3050
メールアドレス数無制限無制限無制限
容量20GB2GBもしくは20GB30GB
さくらのメールボックスお名前メールムームーメール
メール専用レンタルサーバーの比較

さくらのメールボックス

さくらのメールボックスは月額換算86円から使えるためタイヤ安いのかと思っていたところ注意書きに以下のように表示されています

  1. 同じメールアカウント名で異なるドメイン毎のメールアドレスの運用は利用できません。
    (例:「info@◯◯◯.com」と「info@△△△.net」の場合、同じ「info」のメールボックスに配信されます)
https://rs.sakura.ad.jp/mail/

複数のドメインでinfo@aaa.com、info@bbb.comみたいなものを使いたい場合には対応できないということです。

作成はできても同じメールボックスに受信され、運用上問題がありそうなので選択肢から除外されました。

お名前メール

お名前メールはお名前.comの運営しているメールサービスです。

一番安いプランだと容量が2GBまでしかないというのがネック。

ただ、独自ドメインのアドレスで受信したメールをGmailなどに転送するような運用をする場合には、メールサーバー自体にデータを保存することはないので容量のことは気になりません。

お名前メールのもう一つ欠点は、1つ目のドメインは必ずお名前ドットコムのドメインサービスで契約しているという条件があるということです。

サポート窓口に問い合わせたところ、2つ目以降は他社で管理しているドメインでも問題ないとの回答がありました。

今回のクライアントさんの場合は、1つ以上のドメインをお名前.comで管理していたので問題にはなりませんでした。

ムームーメール

ムームメールの場合はムームードメインで管理しているドメインのメールアドレスしか作れないというのが大きなネック。

ドメインはすべてムームードメインで管理している方の場合は選択肢となるメールサービスです。

独自ドメインのメールをお手軽に

独自ドメインのウェブサイトを作ったら、独自ドメインのメールアドレスも持ちたいもの。

アドレスごとに課金されるサービスではなく、お手頃価格のサービスもあるので、参考にしていただければ幸いです。

設定に困ったら

画面を共有しながら一緒に設定を行う伴走サービスや設定代行サービスも行っておりますので、独自ドメインのメール設定でお困りの方はお問い合わせください。

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この記事を書いた人

ホームページの専門家。有限会社TY Planning取締役ウェブコンサルタント/ウェブデベロッパー/専門学校講師/上級ウェブ解析士。

2001年からウェブ業界に携わり、2002年に独立。2006年法人化。
ウェブデザインやコーディング、CMSなどの制作業務から、ウェブ解析、ウェブサイト構築・運用のコンサルテーション、広告運用代行など、ウェブに関する多様な要望に幅広く対応。
また、制作や集客だけではなく、運用・保守など全ての業務を俯瞰した視点での改善提案やアドバイザリーを行っています。
CSS NiteやWordCamp、BAU-YAなどのセミナーやイベントにも、多数登壇。企業研修やマンツーマンレッスン、ブログやSNS、YouTubeでの情報発信など、「ウェブを育てる」知識の教育活動にも意欲的に参加しています。

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