Edgeだけ「安全でない可能性のあるコンテンツ」というエラーが表示されたときの対応方法

SSL対応したサイトで、Chrome、Firefoxなどではエラーは表示されないものの、Edgeだけ「安全でない可能性のあるコンテンツ」というエラーが出現。

最終的にはMicrosoftに安全なページとして報告して、24時間程度で警告は消えましたが、状況と考えられることを記載しておきます。

目次

安全でない可能性のあるコンテンツ

エラーの内容

エラーの詳細を見てみると「○○.gifからの安全でないコンテンツが表示されています」というメッセージが表示されています。

これは利用しているWordPressのテーマのスペーサーとして使っている透明なGIF画像のようですが、同じテーマを利用している別サイトでは警告されていません。

また、テスト用の環境でもエラーは出ていなかったので、本番環境のURLでのみの問題のようです。

他のブラウザで確認

Edge以外のChrome、Firefoxで確認しても、危険な接続というようなエラーは発生せず、Edgeのみの問題のようです。

デベロッパーツールで確認

Chromeのデベロッパーツールで確認したら何か分かるかと思い見てみると、警告項目はないものの、該当する透過GIFに関する注意のメッセージが。

Resource interpreted as Document but transferred with MIME type image/gif:
“https://(URL)/wp-content/themes/(テーマ名)/assets/img/placeholder.gif”.

このGIF画像がEdgeに出ているエラーと重なるのですが、他のサイトでも同じテーマを利用していてもエラーは出ません。

埋め込んだYouTubeが表示されない

エラーの出たサイトで他のページを見ていると、エラーの出るページもあれば出ないページもあります。

その中でも特徴的だったのは、YouTubeを埋め込んでいるページだけエラーが出て、埋め込みのないページにはエラーが出なかったことです。

エラーが出ている場合、YouTubeの埋め込み場所にもMicrosoft Defender SmartScreenによるエラーが表示され、YouTubeを再生できない状況でした。

安全なコンテンツとして報告

他の環境ではエラーが出ないことから、Microsoft Defender SmartScreenが誤検知か過剰反応しているのかと推測し、まずは安全なコンテンツとして報告することに。

Edgeのエラー画面から「安全なページとして報告」をクリックするとMicrosoft Defender SmartScreenの報告ページの飛びます。

メールアドレスなども入れて報告

安全なページとしての報告は、個人情報を入れずに行う方法と、メールアドレスなどの個人情報を入れる方法の2種類が表示されたので、対応状況も確認したいのでメールアドレスを入れる方法で報告。

すると24時間以内にチェックしますというメールが届きます。

後は祈る思いで待つしかありません。

無事に解消

翌日、Edgeで確認してみるとエラーが解消。

Microsoftからは特に完了報告のメールはありませんでした。

Edgeでのエラー確認する際の注意点

Edgeで安全でない可能性のあるコンテンツのエラーが表示されているときに、「安全なページとして報告」もしくは「安全でないコンテンツの表示」をクリックすると、そのブラウザでは、エラーが表示されなくなります。

そのため、他の環境でもエラーが出るかどうか確認するためには、履歴の削除を行ってから、再度Edgeで確認する必要があるので注意しましょう。

まとめ

今回のエラーは、Edge特有のものだったので、Microsoftに報告する形で対応できました。

ただ、Chromeでも透過GIFのMIMEがドキュメントになっているという警告が出ているので、そのWordPressテーマの勉強会があったら、その際に開発者さんに質問してみたいと思います。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ホームページの専門家。有限会社TY Planning取締役ウェブコンサルタント/ウェブデベロッパー/専門学校講師/上級ウェブ解析士。

2001年からウェブ業界に携わり、2002年に独立。2006年法人化。
ウェブデザインやコーディング、CMSなどの制作業務から、ウェブ解析、ウェブサイト構築・運用のコンサルテーション、広告運用代行など、ウェブに関する多様な要望に幅広く対応。
また、制作や集客だけではなく、運用・保守など全ての業務を俯瞰した視点での改善提案やアドバイザリーを行っています。
CSS NiteやWordCamp、BAU-YAなどのセミナーやイベントにも、多数登壇。企業研修やマンツーマンレッスン、ブログやSNS、YouTubeでの情報発信など、「ウェブを育てる」知識の教育活動にも意欲的に参加しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次