Instagramで3日連続、3人の知人の投稿に、「Ray Banこの日のみ-○○%」という画像が表示されてました。
本人が気づかないうちに投稿されていたようで、パスワードを推測されて、乗っ取り投稿の可能性が高そうです。
画像に記載されているURLにアクセスしない限り、被害はないのですが、アカウント自体の乗っ取り、他のSNSアカウントの悪用なども考えられるので、対策はしておきましょう。
Instagramのアカウント乗っ取り対策
インスタグラムのアカウントの乗っ取り対策としては、
- 複雑なパスワードを使う
- 定期的にパスワードを変更する
などが考えられますが、定期的に変更するのも面倒なもの。
そこで、セキュリティーを高めるために公式サイトでも推奨されているのが、二段階認証です。
Instagramの二段階認証
二段階認証とは、IDとパスワードを入力後に、SMSや音声通話・メールなどで、認証コードが送られてくるログイン方法です。
メールで認証コードの送付は、メールアドレスとインスタグラムのパスワードが同一だった場合には、意味がないので、SMS(ショートメール、ショートメッセージサービス)での送付のほうが安全です。
Instagramアカウントの2段階認証の方法は公式ページで解説されています。
画像付きで説明すると
1.右上の設定ボタンをクリック
2.下にスクロールして二段階認証を押す
3.「セキュリティコードをオンにする」をタップ
4.電話番号を登録してない場合には登録
5.SMSで送付されたコードの入力
SMSで認証コードが送られてくるので、入力します。
以上で二段階認証の設定は完了です。
会社やお店など複数人で管理する場合
自分一人で使っている個人のInstagramアカウントの場合、二段階認証を設定すれば、セキュリティーは強化出来ます。
ただ、会社やお店など、複数人で管理している場合、最初に登録した電話番号宛に認証コードが送られるので、それ以外の人が認証コードを確認するには、電話で登録した人に確認したり、別途チャットで確認したりする必要があります。
時々、対応がスムーズに行かないと、認証コードの有効期限が切れてしまい、時間を合わせてログインする必要が出てくることもあり、とても不便です。
ビジネスアカウントにして管理者を追加
インスタグラムの一つのアカウントに複数人で投稿する場合には、ビジネスアカウントに変更し、編集者を追加していく方法が、一番良い方法なのではないかと思われます。
Facebookページを作成するなど、手間がかかりますが、ビジネスアカウントを作成し、各編集者は個人個人で二段階認証を設定しておく、というのが最善策のようです。
個人アカウントを共有する場合
個人としての投稿を代行するなど、どうしても個人アカウントを複数人で共有したい場合には、認証コードを電話やチャットなど別手段で伝えるくらいしか方法が考えられません。
公式に提供している方法が、ビジネスアカウントにするということなので、出来るだけ、個人アカウントの共有は避けたほうが良いですね。
他のSNSの二段階認証
Twitter、Facebook、Googleなど、各SNSやメールサービスでも二段階認証は導入されているので、乗っ取り被害に合わないためにも設定をしておきましょう。
Twitter ログイン認証を使用する方法
Facebook 二段階認証の概要とそのしくみ
Google 2 段階認証プロセス
まとめ
SNSの乗っ取り被害は、オンラインバンキングのハッキングと違い、実害に直結しないので、甘く考えがちです。
しかし、ネットバンキングなどと共通のパスワードを使っていたら、お金を盗まれてしまいますし、そして何より、セキュリティーに関する認識の甘い人、という印象を持たれるリスクもあります。
少しの手間で、乗っ取りづらくすることは出来るので、各サービスが公式に薦めているセキュリティー対策は設定しておきましょう。
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