SEO 検索エンジン最適化のサイトを運営されているwebマーケティングコンサルタントの住太陽さんによるSEOのセッション。
地方の中小企業を支援されており、知りたい人ではなく買いたい人を集める戦いをされています。
SEO情報の種類
世の中のSEO情報は、広告収入目的のPVを増やすための情報が多いのが現状。
ブロガー向け、アフィリエイター向けの情報は、知りたい意図に対応するコンテンツを作る方法です。知りたい人を集める方法なので、商売をしている人にとっては、買いたい人に売るための情報が必要です。
検索インテント(意図)は知りたいということでなく、方法論もインテントごとに異なります。
検索インテントと種類
Googleは、インテントを正確に把握し、インテントを充足させる方向に動いています。
昔は、インフォメーショナル、トランザクショナル、ナビゲーショナルという3分類が使われていましたが、モバイル検索が普及して変化。
Think with Googleによると、知りたい、行きたい、やってみたい、買いたいという4分類に変わってきているようです。
知りたい Knowクエリ
便秘+原因、体質、メカニズムなどでの検索結果。広告が入ってないのも特徴ですが、タイトルタグにキーワードなしでも、表示されています。
スニペットの箇所にもキーワードがないというのが分かります。
Google検索の仕組みの公式ドキュメントには、「クエリに対する答えが含まれているページかどうか」が必要と明記されており、インテントに応じて答えそのものを表示するようになっています。
日本で3番目に大きい湖、勝新の奥さん、座頭市の歌、などで検索してみると、それぞれに答えになる検索結果が表示されます。
やってみたい Do クエリ
便秘+ツボ、マッサージ、体操というキーワードで検索。
手軽、簡単、方法、やり方、セルフ、したい、自分で、してみましょう、始める、画像も使って、などの単語が含まれるページが表示されます。
昔のSEOの書き方とはかなり変わってきています。網羅性を高くなどとする方法とは異なり、動画なども多く出てきます。
やってみたい意図に合うのは、やり方、コツ、注意点などを含める必要があいrます。
行きたい Goクエリ
便秘+鍼灸院、ホットヨガ、パーソナルトレーナーなどで検索。
地図が出てくるのが特徴的。
狙ってるキーワードで地図が出る場合には、場所いきたい意図だと判断されています。関連性やサイテーション要因が重要なのは大前提ですが、検索者からの距離が近いのが有利。
特定の場所にひもづかないページの露出は困難です。
全国で狙ってるつもりでも場所に紐付いてるかどうかは要確認。
買いたい Buyクエリ
Googleは、ユーザーの目的にあったときだけ、広告を表示するようにしているようです。
そのため、Knowクエリでは表示されず、Buyクエリのみ表示されます。便秘+サプリメントなどではほぼ1面、広告でうまるケースも。
広告が出てくるクエリでは、SEOはあまり考えず、広告を出すほうが効果的。
自然検索結果は、売れている順、評価の良い順になってるようです。
情報の網羅性、視点の公平性、情報の信頼性、著者の権威性などは、買いたい位置には関係ありません。
評判がよく、実際に買ってる人の多いサイトが表示されます。
広告とLPO、口コミ、モール参画が大事です。
Googleのアルゴリズム
Googleのアルゴリズムは、実際の人間の評価を表すようになっています。
評判の良いサイト、実際に売れているサイトを抽出するものです。
Googleは、多数のユーザーに評価されているサイトを見つけます、といっているので、確実に見つけているようです。
リンクグラフ要因、サイテーション要因(口コミ)で評価されます。
リンクグラフはKnowクエリやDoクエリでは重要。一方、GoクエリやBuyクエリではサイテーション、知名度や評判、話題性のほうが大事なようです。
また、ページのユーザーエクスペリエンスの質もGoogleは考慮しているので、ページの使いやすさも重要ですが、検索後にユーザーが行動したかどうか、というほうが重要になっています。
検索体験がいまいちだと、なかなか検索が終わらなず、別のキーワードで調べたりするので、Googleは行動を把握できます。
すぐに目的を達するか、次の目的に進むものは、満足な検索体験です。
人工知能アルゴリズム
機械学習によるパターン分析を行うので、データが増えるほど正確性が増しているようです。
先手先手でユーザー体験、評判と実売を上げることが必要です。
良好なユーザー体験を作るにはもはやSEO部門だけではできない。
商品自体の向上なども必要になります。
まとめ
検索を終わらせろ、これがたった一つのSEOで大切なこと。
バックボタンで検索結果に戻らないように、確実にコンバージョンに結びつける必要があります。
WordPressのCMSを使うのは、直帰率の高い低品質な記事を量産するのよりも、既存のページを最適な状態にアップデートするために利用すべきです。
サイトのページ数を管理しきれる数におさえ、CVにつながる記事を書き、既存ページのアップデートもしていきましょう。
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